『知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』発売!

3月10日に中央公論新社から『知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』という本を出しました!内容は以下の通りです。本日確認しましたが大手の書店には既に並んでおります!皆さん、どうぞ一度手に取ってみてください!



I. 学問の伝統と革新

1. 語的一致と葛藤する説教理論家 中世後期の説教における聖書の引用
赤江雄一 (慶應義塾大学)

2. 記憶術と叡智の家 ルネサンスの黄昏における伝統の変容
桑木野幸司 (大阪大学)

3. ゴート・ルネサンスとルーン学の誕生 デンマークの場合
小澤実 (立教大学)

II. 神と自然、そして怪物

4. キリストのプロフィール肖像 構築される「正真性」と「古代性」
水野千依 (京都造形芸術大学)

5. ルネサンスにおける架空種族と怪物 ハルトマン・シェーデルの『年代記』から
菊地原洋平 (九州工業大学・非常勤)

6. キリストの血と肉をめぐる表象の位相 ラブレーからド・ベーズまでの文学と神学の交錯点
平野隆文 (立教大学)

7. スキャンダラスな神の概念 スピノザ哲学とネーデルラントの神学者たち
加藤喜之 (東京基督教大学)

III. 生命と物質

8. アリストテレスを救え 16世紀のスコラ学とスカリゲルの改革
坂本邦暢 (日本学術振興会)

9. 霊魂はどこからくるのか? 西欧ルネサンス期における医学論争
ヒロ・ヒライ (ナイメーヘン大学)

10. フランシス・ベイコンの初期手稿にみる生と死の概念
柴田和宏 (東京大学・大学院)

IV. 西洋と日本 キリシタンの世紀

11. 「アニマ」(霊魂)論の日本到着 キリシタン時代という触媒のなかへ
折井善果 (慶応義塾大学)

12. イエズス会とキリシタンにおける天国(パライソ)の場所
平岡隆二 (熊本県立大学)

索引


知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー

知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー