メランヒトンと私有財産

最近はもっぱらメランヒトン。発表も論文も終わったのに気になる。

Paul W. Robinson, "'The Most Learned Discourses of the Philosophers and Lawyers': Roman Law, Natural Law, and Property in Melanchthon's Loci Communes" in Concordia 2002: 41-53.

Robinson はメランヒトンの私有財産の考え方について言及している数少ない論者のひとり。時間があったら、私もこの路線でもう少し調べていきたい。この論文では、平民、人文主義者、法学者の考えている共有財産がごっちゃにされていたり、アリストテレスの注解に言及していなかったりと、Loci Communesの解釈に終わっているきらいがあるので、まだまだやらなくてはならないことがありそうだ。